Doの自信とBeの自信

しろいろ森のようちえんでは「自己肯定感」をなによりも大切にしています。自己肯定感は平たく言うと「自信」です。ただこの自信は2種類存在します。それが「Doの自信」と「Beの自信」です。

「Doの自信」はあれができる、これを知っているなど、根拠のある自信とも言えます。「資格をもっているからすごい」とか「こんな技術を持っているからすごい、持っていないからダメ」など何か自信の根拠となるものが存在します。

「Beの自信」は私は大切にされている、私は私でいい、自分が大好きなどの気持ちや感覚のことを言います。

しろいろ森のようちえんが大切にしていきたいのは「Beの自信」です。

 遊びを豊かにする知識や技術はとても必要です。そしてそのDoの自信を最大限活かすために必要なのがBeの自信と思っています。

 Beの自信が低く、周りを気にして嫌われないように、怒られないように行動する…。こんなことを思っている子どもがいたら、その子どもはどうやって意欲的に主体的に遊ぶことができるでしょうか。どうやって周りの人にやさしくできるでしょうか。どうやって幸せな人生を送れるでしょうか。

 私自身(妹尾)はBeの自信が低い人間でした。おそらく最近注目されつつあるHSP(ひといちばい敏感な人)でしょう。子どもの時から自信の無さからくる生きづらさを感じてきました。それを克服するために武道を習い、心理学やカウンセリングを学びました。そして我が子の子育てを通じて「自己肯定感、Beの自信」の大切さを実感しています。

だからこそ、大切な大好きな子どもたちに生きづらさを感じてほしくない一心で森のようちえんを始めました。

森は子どもたちのすべてを受けとめてくれます。森は子どもたちの想像力を掻き立てる不思議なものがたくさんあります。たくさんの創造力を働かせることができる空想の世界が広がっています。夢中で遊ぶにはもってこい場所が森なのです。

その森での遊びをしろいろ森のようちえんでは、見守ります。子どもを信じて見守ります。子どもを信じることとは、失敗してもいい、大丈夫だよ、大好きだよ!というメッセージでもありますし。子どもは自分で人生を歩く実力があると信じることでもあります。(もちろん今は大人のサポートが必要ですが)

そして見守る。見守るとは、ただ子どもを見るのではなく、子どもの遊びが子どもの中でなにが巻き起こっているのかを感じて共感することです。恐竜遊びをしているなら、恐竜遊びの世界観に共感する。折り紙遊びであれば、その折り紙がその子どもにとってどんな世界観で作られたのかを共感することです。水遊びでもそこには、その子なりの物語があります。

遊びを、しろいろ森のようちえんは「子どもの自己表現」ととらえます。その子どもそのものととらえます。そんな子どもたちの「遊び」=「自己表現(物語や世界観)」を私たち保育者は共感します。

子どもたちは自己表現を、信頼している大人に肯定的に受け止められるととてもうれしく感じます。「私は私でいい!」「わたしはわたしが大好き!」と感じるでしょう。Beの自信です。

そしてBeの自信を土台に、いろいろな知識や技術を自信をもって学び、使うことができます。もちろん失敗もあるでしょう。でもBeの自信があれば、困難に立ち向かうことができると思います。非認知能力を言われるものですね。ただ非認知能力が花開くのは今すぐというわけではありません。数年後のことかもしれません。

今、この幼児期に生きる力の土台となる自己肯定感を育む。それがその子の人生を幸せなものにしていくと私は信じて活動しています。

そして子どもたちはひとりひとり違います。ひとりひとりの自己肯定感、Beの自信を育むために、子どもたちの幸せのために。しろいろ森のようちえんは子どもたち中心の保育をします。子どもたちの遊びの世界に共感できるように保育をします。子どもたちが中心になれるように保育をします。


しろいろ森のようちえん 園長 妹尾将吾

しろいろ森のようちえん 【岡山の森のようちえん】

岡山市を中心に活動している 『森のようちえん』 わたしは、わたしが大好き!みんなも大好き! 森のようちえん+カウンセリングマインドで 子どもを信じて見守り、受け止める 子どもを中心にした保育を目指しています