しろいろ体験談2
今回も卒園児保護者さんからの体験談。ありがたいですね(^o^)
【卒園児保護者】
しろいろには丸3年間お世話になりましたが、その間にはやはり、迷うこともありました。
うちの子はもともと怖がりで、あまり活発なタイプではありません。「今日はずっとおしゃべりしてました」という日もあって、悶々とすることも。「お友達のように走り回ったり、木登りとかできるようになってほしいな」と思って、せのりんたちに「放っておくとやらないので、促してください」と言ったこともあります。それから随分経って、ある日突然、自分から木登りをやって、できるようになりました。
たぶんせのりんたちは、無理にやらせたりせずに、本人の中で機が熟すのを待ってくれていたんだと思います。そういう積み重ねが、子どもの自己肯定感につながる。頭ではわかっていても、ついつい大人目線で、「あれもこれも出来るようになってほしい」と、勝手な期待を子どもにぶつけてしまいがちです。しろいろでの3年間は私にとって、「子どもを信じて待つ」という、親としてのトレーニングになったと思います。
小学校に上がってからは、勉強面では特に苦労はありません。家では、字や計算はほとんど教えてなかったので、最初は苦労もあったと思いますが、人の話を聞く姿勢と、わからなくても卑屈にならない心は、しろいろでしっかり育んでもらったと思います。小学生のうちは、これでじゅうぶんだと思います。
ただ、お友達関係はちょっと大変そうです。わりとどの子も、押しが強かったり、自分の言うことを押し付けてきたりして、悩んだ時期がありました。友達なのに上下関係があって、遊びなのに苦行、みたいな…。きっとその子たち自身が、無理やり言うことを聞かされるような環境で育ってきたということなんだと思います。
しろいろでは、ケンカはあっても、みんなオープンで対等な関係でした。それって貴重な環境だったんだな~と、今思っています。
せのりんは、保護者への説明とかは下手なのですが(笑)、子どもへの対応は本当に素晴らしいです! 保育サポートに入ると、子ども一人ひとりに愛情をもって、肯定してくれていることがよくわかります。フォローもすごい。あれは一種の才能だと思います。
人間の土台ができる未就学期の3年間、本当にのびのびと育ててもらい、幸せな時間を過ごせました。それだけでもう、大満足です。
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